4月にマエストロ・ムーティはやって来た。
8月のいまから考えると体感としてはとても時間が経った様に感じるが、演奏から僅かばかり間を置いて、先の東京・春・音楽祭でのコンサートが有料公開になっているのでお知らせです。
↓配信サイトはこちらから
イタリア・オペラ・アカデミー in Tokyo
リッカルド・ムーティ指揮《マクベス》
2006年から東京・春・音楽祭で度々指揮を振っているイタリア人指揮者、リッカルド・ムーティは近年非常に力を注いでいるのが若い音楽家に向けた教育だ。
元は0rchestra giovanile Luigi Cherubiniが始まりだったが、イタリア・オペラとはどうあるべきなのか、マエストロの哲学が詰め込まれたプログラムをラヴェンナを始め世界各地で行っている。東京では2019年《リゴレット》から始まり、昨年はCOVID-19の影響で中止になったが本年《マクベス》が行われた。
今年だってまだコロナ禍の最中であるのだ。昨年末から行われていた外国人の入国規制が音楽祭の多くのプログラムの開催の障壁となった。イタリア・オペラ・アカデミーもマエストロ始め受講生である若い指揮者たち、イタリア人歌手たちの来日が叶うかどうか直前まで難しかったようだ。同じ時期に演奏家でも来日できた人、そうでない人と分かれた事もあり今回の入国にはいくつか意見があったが、そのドキュメントは春祭自身が語っているのでどうか読んでいただきたい。
https://www.tokyo-harusai.com/harusai_journal/2021_diary19/
イタリア・オペラ・アカデミーの指揮者達、オーケストラ、ソリスト、合唱、スタッフがマエストロ・ムーティと2週間、ヴェルディが作曲したマクベスをどう作ったのか、緊急事態宣言下でもあったし、使用客席の上限もあったので今回の配信はより多くの人に“何をやったのか“観てもらえるだろう。
なお、今年行わなれた東京・春・音楽祭のプログラムは以下のサイトから全てではないものの観る事ができる。来年の春こそは多くの人と音楽を分かち合えることを願って。
https://www.youtube.com/watch?v=QhOPIFlqijU