10月も半ばを迎え

今年のお天気はなかなか夏を忘れられないらしく、東京は今日だって29度ほどあったそうだが、週末から忘れていたように季節が進み、寒さを感じるらしい。それは明日になってみないとわからないが、今夜の風はそのまま当たるにはずいぶんと冷たい。

現在参加している舞台は6回の公演のうち4公演を終え、長い長い音楽の旅もあと2回なのである。日本国内のオペラ公演では同じキャストで6回というのはまぁまぁ多い公演だと思うが、お芝居やミュージカルなどはとても長い期間公演をしていて、6回なんてなんぼのもんということになろうが、まぁ、舞台で巻き起こるものは同じな様でいて、全く新しい瞬間の繋がりであるから、回数や年数ではない、その1回なのだ。
舞台に足をかける緊張というのは新しいものにしていきたいと思う。

出番がない場面を舞台袖から観るのが昔から好きで、今回も舞台スタッフの方々に邪魔にならないようにこそこそと観ている。
長大な作品の中で出番はそれほど長くはないのと、待ち焦がれた歌手がすぐ傍で歌うというのにじっとしていられないという高揚と好奇心も多くある。これはひいきであるから仕方ないと思っていただきたいのだが、三幕、ステファン・グールドが舞台上で息を引き取るまで(ここは合唱の中から25人ほど出演して僕の出番ではない)物語の山場としても観ておきたい。。。

舞台袖というのは不思議な視点を持てる場所で、見る角度も客席とは違うし、もちろん舞台に立つ景色とも違う。
出来れば舞台に立って見る姿というのが歌手、役者として王道の視点だけれど、その視点だからこそ得られるもの、楽しみというのはやはりあると思っている。

そうこうしているうちにまだまだと思っていたコンサートだったり、オーディションだったり、いろいろ準備が始まり、舞台の感動に酔うのと違う人間がいなくてはならない。それらがちょっと慌ただしく感じるのは、随分暑さが長引いて季節の時差ボケなんだろうか。
来週の高松行きも楽しみだし(同じくらい緊張もしているけど)、2月に企画しているコンサートの詳細もブログで書けるくらいにしないと!

ひとつ季節が進むと、また違って景色を見つめられる。
その季節を待ちわびて今を過ごしていこう。

eiichiro
テノール歌手の宮本英一郎です。 演奏活動を通して、たくさんのことを皆様と共感出来たらと思っております。 演奏会のご依頼等ありましたらコメントからご連絡くださいませ。メール環境が整いましたら移行いたします。

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