今年の3月11日(日)は先輩の下村雅人・敬子ご夫妻が主催する第8回東日本大震災復興支援こだいらチャリティーコンサートに出演しました。
下村さんの呼びかけに答え、毎年たくさんの歌手、ピアニスト、そして合唱団の方が集まります。小平市中央公民館のホールでたくさんのお客様にお集まりいただき、復興支援として志を集めて、いただいたままを被災地へ送っているとのことです。
活動は前々から知っていましたので、出演依頼をいただだいてとてもうれしたかったですし、その場ですぐにお引き受けしました。
募金箱ひとつから手作りの、思いの詰まったコンサートに出演できたことに感謝です。
地震が起きた時間はコンサートを中断し、公民館全体で黙祷を捧げました。
ホールの扉は開放し、かつロビーのテレビで観られるように‼
たくさんの出演者が思いをのせて演奏しました。
僕は《真珠とり》よろ!
1列目中央が下村ご夫妻(1枚目以外は主催者写真より)
僕は一番後ろかな?
2011年の地震や津波の被害で亡くなられた方々に哀悼の意を表するとともに、未だ不安な生活を余儀なくされている方々がたくさんおられることを思うと、非力な自分を心の中で叱咤する。
7年前の震災の年にいくつかのチャリティーコンサートに出演したりスタッフとして演奏会に携わったと思います。
あの時はコンサートをする内に、たいそうなことをしたわけでもないのに自分の中が空っぽになってしまって、次の年からそういった活動と少し距離を置くようになってしまった。何故だろうな、と考えてもこれといった事が思い出せずにいるが、今こうして演奏会を終えて多くの人たちの思いと一緒になれて気持ちがすっきりしたところではあります。
僕が歌うことがどれだけ誰かの力になるかわからないけれど、誰か苦しんだりが悲しんでいたり、空しさを抱えていたりした時、何かの音楽が耳に届いて少しでも気がまぎれたらそれはとても幸いなことだと思う。その一節にでも関われたら、この上なく幸せだろう。
音楽に携わること、歌えることに改めて感謝するとともに、東北地方をはじめ九州の被災地にお住いの方々に一時でも多くの平安がありますよう心から願っています。