歌曲とオペラ、行ったり来たり
東京の週明けはまた少し冷えるそうだが、立春の今日は春を迎える呼吸が聞こえる暖かさがあった。 ソロのコンサートまでちょうど1ヶ月となり、ピアノとの合わせも回を重ねひとつひとつの曲の色が濃くなってきた。フォーレの歌曲は彼の初...
東京の週明けはまた少し冷えるそうだが、立春の今日は春を迎える呼吸が聞こえる暖かさがあった。 ソロのコンサートまでちょうど1ヶ月となり、ピアノとの合わせも回を重ねひとつひとつの曲の色が濃くなってきた。フォーレの歌曲は彼の初...
松が明けて新年のご挨拶というのも随分のんびりしてしまいました。 お節料理も食べたし、七草粥も食べたし、鏡開きもして、小豆粥も食べまして、一年の準備は万端であるのでよく歌いたいと思います。 今年は演奏活動はもちろんのこと、...
何日か前、日が暮れていく空にとても薄い月が出ていた。 いつか読んだ(国語の教科書に出ていたんだと思う)芥川龍之介の杜子春の冒頭に出てきた”まるで爪の痕かと思うほどかすかに白く浮んでゐる”というのは...