6/30、ムジカノヴァンタノーヴェ演奏会を無事に終演した。お足元の悪い中、いらしてくださったお客様、ハクジュホールのスタッフ、コンサートを全面的にサポートしてくださったビーフラット・ミュージックプロデュース様に感謝申し上げます。
自分の演奏をどうこういうよりも先に(他の出演者はもちろんとてもすばらしかった!!)どうしても感謝を伝えなければいけない人がいる。
僕の父が、地元駅で家族とはぐれてしまい、そのまま電車には乗ったのだが、ホールまでの道がわからず、電車の中で知り合った人にホール受付まで送ってもらったというのだ。
父は数年前から高次脳機能障害になり、不慣れな場所に行くのにはかなりストレスがかかる。幸い、コンサートの会場名、開演時間、僕の名前など、必要な情報を手帳に自分で書いていたので、案内してくださった方がそれを頼りに案内してくださったそうだ。開演時間にも間に合い、先に到着していた家族とも休憩時間に会うことができた。(家族は、散々探したが見つからないのでホールに行ってると信じて出発したらしい)
色々な偶然が重なり奇跡のような出来事だが、父を導いてくださった方がいたからこその1日である。
僕たち家族の恩人に電話で連絡がとれ、感謝の言葉以外には何も出てこなかった。お礼を固辞され、その意思を尊重する方が大事と思った。お名前はもちろんここでは出さないが、こんな素晴らしい人のおかげで、僕達は幸せな1日を送ることができた。本当にありがとうございます。