この上なく美しい五月に、全てのつぼみが開く時、、、と始まるシューマンが作曲した歌があって、いつか歌ってみたい憧れをもつ。
僕はヨーロッパで五月を迎えたことがないけれど、幸いにもその季節の中にいた友人から聞くに、それはもう本当に詩にあるような美しい光景なのだという。シューマンの歌曲に憧れを持つのと同じ様に、花々の姿を目の当たりにしてみたい。
五月の初めに”テノール宮本英一郎のホームページ”は一周年を迎えた。ホームページを持つというのは、インターネット上に事務所を構えるようなもので、僕の場合はサーバーを借りてそこでホームページを作っている。
無料のものも沢山あり、それも気軽で楽しそうではあるけれど、そういうものはWeb広告も入るらしいし、僕としてはホームページを独立させて考えたかった。あと、自分に少し負荷をかけてみたかったのもある。前にも書いたけれど、拡張性もあって、もっといろんなことができるはずなのだけれど、僕自身不勉強であるので、まだ当分は演奏会告知と、このブログの更新が全てだ。
仕事でよく顔を合わせる同僚から「ブログ読んでます」と声をかけられると、急に恥ずかしくなってその後の感想を聞きそびれてしまうのだけれど、あぁなるほど、ちゃんと読んでくれる人がいて、何かしら感想を持ってくれているのに少し驚いた。サイトの管理者ページで、閲覧数というのが見られる。それはただの数字でしかなくて、決して多くはないその数字だけれど、例えば10というのは1が10あるから10なんだよな、と当前の事を考えたりする。
五月の陽の光は、全てを鮮やかに見せる大好きな季節だけれど、災害や悲しい事件、悲しい出来事がある。それらは本当に悲しくて、寂しくて、言葉にならない。僕が言葉にできるのは本当にわずかな事しかないのだなぁと改めて感じている。