2020年を迎えて3週間ほど。皆様どうお過ごしのことだろうか。
私は1/6に東京オペラシンガーズの一員として中国・北京へ、ベートーベン《第九》とアンコールとして中国の歌《草原情歌(在那遥远的地方)》を演奏した。2022年に冬季五輪を開催する北京市はMeeting in Beijingとしてたくさんのイベントを開催する、その開幕として今年夏季五輪を行う日本・東京から私たちを迎えての演奏となったそうだ。2018年、同じく中国・上海での交流演奏がきっかけとなったと新聞にはあったが、縁は繋がっていくのだな、と一つ一つの演奏の大事さを感じる。
朝日新聞にも掲載されました。
朝日新聞デジタル1/9付
ソリストとして演奏したバリトンの大西宇宙さんがいくつかTwitterに投稿していたので、写真を含めて見る事ができる。
https://twitter.com/takabaritone/status/1214722817478053890
また指揮者を務めた井上道義さんもホームページでも演奏会の経緯、心境などを綴っている。
https://www.michiyoshi-inoue.com/2020/01/meeting_in_beijing_concert_20.html#blog
上の文章の最後に
“ 何よりもベートーベンが 特定の神の名の下でもなくとも、 定義の異なる自由の下であっても、 人類の、また個人の間の平和を!と願い歌い上げた名曲を、 交響曲第九番として残してくれたことに感謝。 この音楽は文字通り、時空を超えて立つ。 ”
とあるのは正くその通りで、私達が音楽を通して生きている、と感じる本質を《第九》を通して語ってくれている。音楽初め、歌い初めとして、背筋が伸びる思いのするものであった。
今年も音楽によってつながるたくさんの縁を大事に、豊かな日々を過ごしていきたい。